ポール・ウェラーの愛聴盤

愛聴盤

本記事では、「The Jam」や「The Style Council」のボーカルで知られるポール・ウェラーが選ぶ「28枚のアルバム」を紹介します。

名前Paul Weller
出身イギリス
出生1958年 –
ジャンルロック
バンドThe Jam
The Style Council
(ボーカル/ギター)
代表作Staley Road(1995年)
NRK P3. 2010. Paul Weller – Øya 2010

なお、他のミュージシャンルーツ人生を変えた一枚思い出の作品などについても、こちらからご覧いただけます。

ポール・ウェラーの愛聴盤 28枚

  1. Odessey And Oracle (The Zombies)
    ・発売年: 1968年
    ・ジャンル: サイケデリック
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売れ行きに悩んでいたバンドはこの2作目の発売前に解散するも、収録曲「Time of the Season」が米国で大ヒットし、後世に高く評価されるように
  1. Innervisions (Stevie Wonder)
    ・発売年: 1973年
    ・ジャンル: ソウル
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「黄金時代3部作」の2作目。政治的/社会的な歌詞とともに楽器にシンセサイザーを取り入れ、グラミーの最優秀アルバムを受賞した
  1. What’s Going On (Marvin Gaye)
    ・発売年: 1971年
    ・ジャンル: ソウル
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公民権運動や泥沼化するベトナム戦争など、アメリカが抱えていた数々の社会問題について問いかけ、愛と平和を呼びかけるコンセプトアルバム
  1. A Love Supreme (John Coltrane)
    発売年: 1961年 
    ジャンル: モダンジャズ
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サクソフォーン奏者のジョン・コルトレーンが神に捧げたという全4パート構成の組曲。本作で一つの境地に達し、その後フリージャズに挑戦することに
  1. Journey in Satchidananda (Alice Coltrane)
    発売年: 1971年
    ジャンル: スピリチュアルジャズ
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亡きジョン・コルトレーン、その夫人と弟子のファラオ・サンダースによる4作目。東洋思想から影響を受けた作品で、民族楽器やハープが響き渡る
  1. Soul Rebel (Bob Marley & The Wailers)
    ・発売年: 1970年
    ・ジャンル: レゲエ
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ボブ・マーリー含むグループ「ウェイラーズ」がメジャーデビュー前に出した2作目。プロデューサーはリー・ペリーで、代表曲を多数収録
  1. Fresh (Sly & The Family Stone)
    発売年: 1973年
    ジャンル: ファンク
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名盤『暴動』から2年後、大幅なメンバーチェンジの直後に出した6作目。その緊張感が漂う黒いグルーヴで、スライの創造性のピークを示した
  1. Live (Donny Hathaway)
    ・発売年: 1972年
    ・ジャンル: ソウル
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自作曲や同年の名曲カバーを歌ったライブ盤。その会場の熱気が伝わってくる臨場感と演奏から、数々のライブ盤の中でも屈指の名作とされている
  1. Friends (The Beach Boys)
    発売年: 1968年
    ジャンル: ソフトロック
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メンバーが超越瞑想にハマっていた頃に出た14作目。内容は穏やかなソフトロックで、当時売り上げは振るわなかったが、後に再評価された
  1. Five Leaves Left (Nick Drake)
    ・発売年: 1969年
    ・ジャンル: フォーク
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生前に3枚のアルバムを残した英国SSWの1作目。英国フォーク界の名プレーヤー達の演奏に哀愁漂うストリングスのアレンジが彩る、内省的な作品
  1. The Kinks Are the Village Green Preservation Society (The Kinks)
    ・発売年: 1968年
    ・ジャンル: ロック
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古き良きイギリスの田園風景を描く6作目。サイケブームの中で出た本作は商業的に苦戦したが、その完成度から後世まで高く評価された
  1. Oh Yeah (Charles Mingus)
    ・発売年: 1962年
    ・ジャンル: ジャズ
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ベーシストのミンガスが代わりにピアノとボーカルを担当した異色の作品。ローランドカークとブッカーアーヴィンによるダブルサックスも強烈
  1. Hotel Shampoo (Gruff Rhys)
    ・発売年: 2011年
    ・ジャンル: オルタナティヴ
英国のロックバンド「スーパー・ファーリー・アニマルズ」のボーカルによるソロ3作目。60年代風のポップでサイケデリックな音楽が特徴
  1. Bryter Layter (Nick Drake)
    ・発売年: 1971年
    ・ジャンル: フォークロック
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夭折の英国SSWの2作目。売上が芳しくなかった前作よりもバックの演奏が華やかになり、全体的に明るく聴きやすいものとなっている
  1. Revolver (The Beatles)
    ・発売年: 1966年
    ・ジャンル: ロック
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実験色を強め、バンドがサイケデリック方面に向かい始めた7作目。その革新的なサウンドから、コンサートでは再現不可能とも
  1. Lonerism (Tame Impala)
    ・発売年: 2012年
    ・ジャンル: サイケデリック
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オーストラリアのロックバンドの2作目。60年代を思わせる前作のサイケデリックサウンドをさらに推し進め、世界中から注目されることになった
  1. Once I Was An Eagle (Laura Marling)
    ・発売年: 2013年
    ・ジャンル: フォークロック
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英国の新世代フォークシンガーの4作目。制作に費やしたのがわずか10日間という本作は、バンドをつけず、歌とギターを全てワンテイクで録音した
  1. I Talk With The Spirits (Roland Kirk)
    発売年: 1965年
    ジャンル: ジャズ
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複数の楽器を同時に吹く盲目の鬼才によるフルートが満喫できる一枚。収録曲「Serenade to a Cuckoo」はジェスロ・タルにもカバーされた
  1. Electric Warrior (T.Rex)
    ・発売年: 1971年
    ・ジャンル: グラムロック
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バンド名をT.レックスに改名してから出した2作目。本作が大ヒットしたことで、マーク・ボランはカリスマ的存在として支持を集めることになる
  1. Chasing Yesterday (Noel Gallagher’s High Flying Birds)
    ・発売年: 2015年
    ・ジャンル: オルタナティヴ
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オアシスのギャラガー兄弟の兄によるソロ2作目。初のセルフプロデュース作で、ギターサウンドをさらに強め、ロック色が色濃いものとなっている
  1. Face To Face (The Kinks)
    ・発売年: 1966年
    ・ジャンル: ロック
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コンセプトアルバムを作るべく制作に時間を費やした4作目。それまでのロックンロールよりも芸術性が増し、ここからがバンドの黄金期の始まりとも
  1. Low (David Bowie)
    ・発売年: 1977年
    ・ジャンル: アートロック
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ドラッグ脱却のために米国からベルリンに移住し、ブライアン・イーノと作り上げた「ベルリン三部作」の一作目。B面が全曲インストとなっている
  1. Arrivals (Declan O’Rourke)
    ・発売年: 2021年
    ・ジャンル: SSW
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アイルランド出身のシンガーソングライターの7作目。ポール・ウェラーがプロデュースした本作では、ギターとストリングスが美しい音色を奏でる
  1. Down By The Jetty (Dr. Feelgood)
    ・発売年: 1975年
    ・ジャンル: パブロック
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バプロック界で活躍し、パンクロックの火付け役ともなったバンドのデビュー作。男臭い歌声や切れ味のあるカッティングギターで英国で人気を博した
  1. Beyond The End (Ed Harcourt)
    ・発売年: 2018年
    ・ジャンル: モダンクラシカル
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英国のシンガーソングライターによる8作目。ピアノやヴァイオリン、チェロによる静謐なインストゥルメンタルの作品となっている
  1. Two Sevens Clash (Culture)
    発売年: 1977年
    ジャンル: レゲエ
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3人組コーラスグループによるデビュー作。収録曲の「Two Sevens Clash」は大ヒットし、パンクバンド「クラッシュ」の名前の由来にもなった
  1. Promises (Floating Points, Pharoah Sanders & The London Symphony Orchestra)
    発売年: 2021年
    ジャンル: ミニマル音楽
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ロンドン交響楽団による演奏に、80歳になるファラオ・サンダースのサックス、フローティング・ポインツの電子音が交錯する壮大な組曲
  1. Fleet Foxes (Fleet Foxes)
    発売年: 2008年
    ジャンル: インディーフォーク
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バンジョーやマンドリンなどアコースティック楽器を中心とした牧歌的なサウンドで、米国で50万枚以上売り上げたデビュー作

参考文献】FAR OUT(2023年2月) (1-22)
https://faroutmagazine.co.uk/paul-weller-22-favourite-albums/
参考文献】FAR OUT(2022年5月) (23-25)
https://faroutmagazine.co.uk/paul-weller-five-favourite-albums/
参考文献】Goldmine Magazine(2023年4月) (26-27)
https://www.goldminemag.com/10-albums-that-changed-my-life/10-albums-that-changed-my-life-paul-weller-leah-weller
参考文献】The Guardian(2008年11月) (28)
https://www.theguardian.com/music/2008/nov/09/paul-weller-soundtrack-will-hodgkinson

愛聴盤のプレイリスト

ポール・ウェラーの「愛聴盤」から3曲ずつ入れたプレイリストとなっています。

ポール・ウェラーのお気に入りの曲

ここでは、ポール・ウェラーの「お気に入りの曲」をプレイリストとともに紹介します。

ポール・ウェラー
お気に入りの曲

  1. Tin Soldier (The Small Faces)
  2. September in the Rain (Dinah Washington)
  3. Better Get Hit in Yo’ Soul (Charles Mingus)
  4. Don’t Be a Drop Out (James Brown)
  5. Arabesque No 1 (Branford Marsalis with the English Chamber Orchestra)
  6. Galileo (Someone Like You) (Declan O’Rourke)
  7. River Man (Nick Drake)
  8. That’s Enough (Roscoe)
  9. Tomorrow Never Knows (The Beatles)
  10. She Does It Right (Dr. Feelgood)
  11. Ain’t Nobody (Rufus and Chaka Khan)
  12. Luck of Lucien (A Tribe Called Quest)
  13. Last Nite (The Strokes)
  14. I Saw The Dead (Villagers)
  15. Slippin’ and Slidin’ (Little Richard)
  16. God Made Me Funky (The Headhunters)
  17. Handouts In The Rain (Richie Havens)
  18. Devil’s Pie (D’Angelo)
  19. Passions of a Man (Charles Mingus)
  20. Jesamine (The Casuals)
  21. Color Him Father (The Winstons)
  22. Ali Baba (John Holt)
  23. Doobie To The Head (Funkdoobiest)
  24. Pretty Little Baby (Marvin Gaye)
  25. Jesus Gonna Be Here (The Blind Boys of Alabama)
  26. Big Black Smoke (The Kinks)
  27. We Must Be In Love (Five Stairsteps)
  28. Small Axe (The Wailers)
  29. Hit The Road Jack (Big Youth)
  30. Olé (John Coltrane)

お気に入りの曲のプレイリスト

参考文献】FAR OUT(2021年5月) (1-8)
https://faroutmagazine.co.uk/paul-weller-eight-favourite-songs/
参考文献】FAR OUT(2022年7月) (9-14)
https://faroutmagazine.co.uk/paul-weller-picks-his-favourite-song-from-every-decade/
参考文献】Under the Influence (15-30)
https://www.nme.com/news/music/paul-weller-208-1382072

終わりに

もし本記事について、何か「修正点」や「追加すべき情報」などございましたら、コメント欄で教えて頂けますと幸いです。

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